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NISA制度が新しくなってから「成長投資枠で何を買えばいいか」という質問をよく見かけるようになった。私自身もしばらく迷っていた。
結論から言うと、今は成長投資枠のほぼ全額を高配当ETFに使っている。個別株には手を出していない。その判断に至った理由を書く。
成長投資枠とつみたて投資枠の違いをおさらい
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間上限 | 120万円 | 240万円 |
| 投資対象 | 長期・分散・低コストの投資信託のみ | 上場株式・ETF・投資信託(一部除外あり) |
| 主な使い方 | インデックスファンドの積立 | 個別株・ETF・高配当投資など |
つみたて投資枠は「放置して長期で増やす」用途に向いている。私はここにeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を月6,500円積立している。これはそのまま維持。
成長投資枠は「追加の投資戦略」に使う枠として考えた。
なぜ個別株ではなくETFにしたか
個別株を選ぶには企業分析が必要だ。決算書を読んで、業績の変化を追って、売買のタイミングを判断する。工場勤務で平日7〜19時が拘束されている状態で、それを毎年続けるのは現実的でないと判断した。
ETFは個別株と違い、1本買うだけで複数の銘柄に分散できる。高配当ETFであれば、指数に連動した形で配当収入が自動的に入ってくる。管理の手間がほぼゼロなのが決め手だった。
選んだETFの条件
条件1:配当利回り3.5〜5%の範囲
利回りが3.5%を下回るとインデックスファンドとの差が出にくい。5%を超えると経費率が高かったり、構成銘柄の質が落ちたりするケースがある。3.5〜5%が現実的なレンジだと判断した。
条件2:経費率0.2%以下
高配当ETFは経費率が高いものも多い。年間の配当利回りが4%でも、経費率が0.5%かかっていれば実質3.5%になる。経費率0.2%以下を条件にした。
条件3:国際分散であること
日本株だけに集中しない。日本・米国・先進国・新興国にまたがる高配当ETFを選ぶことで、特定国の景気後退リスクを分散させる。
積立(オルカン)と高配当ETFの役割分担
私の中での整理はこうだ。
- つみたて投資枠のオルカン:20〜30年後の老後資金。リターンを最大化する用途。
- 成長投資枠の高配当ETF:今から配当収入を少しずつ積み上げる用途。モチベーション維持の仕組み。
役割が違うので、どちらが優れているという比較ではない。老後だけを見るならオルカン一本でいい。でも「今の自分にも何か返ってくる感覚」が欲しい人には、高配当ETFの組み合わせは有効だと思っている。
迷ったこと:成長投資枠をオルカンに全振りする案
「成長投資枠も全部オルカンに突っ込む方がシンプルでいいのでは」という考えも持っていた。
試算してみると、長期リターンだけで比べれば確かにオルカン全振りの方が有利になるケースが多い。ただ「30年間一度も取り崩さない」という前提が成立しないと崩れる計算だ。
私の場合は10年後・20年後に一部を使う可能性を否定できない。高配当ETFで配当収入という形で定期的に受け取っておく方が、精神的な余裕につながると判断した。正解は人それぞれだと思う。
まとめ
- つみたて投資枠はオルカン積立を継続、成長投資枠は高配当ETFに使い分けた
- 個別株ではなくETFを選んだ理由は「管理コストを下げるため」
- ETF選びの基準:利回り3.5〜5%・経費率0.2%以下・国際分散
- 積立(長期成長)と高配当(今の配当収入)は役割が違うので比較より組み合わせが有効
NISAの成長投資枠をどう使うかに「唯一の正解」はない。大事なのは「自分が20〜30年間続けられる仕組みかどうか」だ。面倒になって途中でやめてしまう戦略より、地味でも続けられる仕組みを選ぶ方が長期的には勝つ。
※本記事は特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。投資は自己責任で行ってください。

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