タイトル:楽天証券とSBI証券、どちらを選ぶか【2026年版】
毎月、銀行口座から6,500円が淡々と引き落とされていく。
私がNISAで「eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)」の積立を始めてから、もう数年が経った。製造現場で働きながら、空いた時間にYouTubeやブログを回し、Pythonで作業を自動化する。そんな効率化オタクの私でも、一番最初につまずいたのが「証券会社選び」だった。
当時は「1ポイントでも多く得をしたい」と血眼になって比較サイトを読み漁り、結局どっちがいいのか分からずに3ヶ月ほど放置してしまった苦い経験がある。今思えば、その3ヶ月の間に積み立てておけば、今ごろ数千円は増えていたかもしれない。
2026年現在、楽天証券とSBI証券の二強体制は変わらないが、結局どちらを選べば後悔しないのか。私の170万円の資産運用の実体験を交えて書いてみたい。
結局、画面の使いやすさが継続を決める
私は最終的に楽天証券を選んだ。理由は単純で、サイトやアプリ(iSPEED)のUIが直感的で、マニュアルを読まなくても操作できたからだ。
製造現場での工程改善を長くやっていると、「迷う時間」がいかに無駄かを痛感する。SBI証券も口座自体は持っているのだが、あちらは多機能すぎるゆえに、どこに何があるか一瞬迷うことがある。玄人好みのSBI、初心者や効率重視の楽天、という構図は2026年になっても大きくは変わっていない。
もしあなたが、仕事帰りの疲れた頭でスマホを操作して「サクッと設定を済ませたい」と思うなら、楽天証券の方がストレスは少ないだろう。逆に、細かな分析ツールを使い倒したいならSBI証券の方が満足度は高いはずだ。
ポイント還元に踊らされるのは「工程のムダ」だった
かつて私は、クレジットカード積立の還元率を0.1%単位で気にしていた。しかし、年間の配当収入がようやく26,000円を超えてきたあたりで、考えが変わった。
楽天証券なら楽天カード(最大1%)、SBI証券なら三井住友カード(最大0.5〜5.0%、カードランクによる)でポイントが付く。確かにポイントは嬉しい。私も楽天ポイントで、実質的なコストを抑えている。
でも、考えてみてほしい。月1万円の積立で、0.5%の差はわずか50円だ。この50円のために何時間も悩むのは、製造現場でいえば「1円のネジを拾うために100円の人件費をかけている」ようなものだ。
金融庁の「NISA特設ウェブサイト」でも示されている通り、NISAの本質は長期・積立・分散による資産形成だ。ポイント還元はあくまで「おまけ」であり、そのおまけの条件(カードの年会費やポイント付与のルール)は、2026年に至るまで何度も変更されてきた。これからも変わるだろう。
「今の還元率」だけで選ぶと、制度が変わった時にまた悩み、移管の手間という巨大な「ムダ」を抱えることになる。
どちらを選んでも、買うものは変わらない
「投資は自己責任」という言葉は、裏を返せば「自分で納得して選ぶしかない」ということだ。
実は、楽天証券でもSBI証券でも、私たちが買うべき主力商品に大きな差はない。私が積み立てているオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、どちらの証券会社でも同じ手数料、同じ条件で買える。
「どちらにするか迷って1ヶ月始めるのが遅れること」
これが最大の損失だと、過去の自分に教えてやりたい。
私は楽天経済圏(楽天市場や楽天銀行)にどっぷり浸かっていたから楽天証券にした。ただそれだけだ。もしあなたが三井住友カードをメインで使っているなら、迷わずSBI証券でいい。
失敗から学んだ「とりあえず」の重要性
私は投資を始めた当初、個別株で大きな含み損を抱えたことがある。「これはいける」と思った銘柄が、製造業の景気サイクルに直撃されて沈んでいくのを見るのは、精神的にくるものがあった。
そんな失敗を経て、今の「月6,500円のオルカン積立」という、つまらないけれど確実なスタイルに落ち着いた。年間配当26,000円は決して大きくないが、これは私がAIやPythonを使ってコンテンツを作っている間も、製造現場で汗を流している間も、休まずに働いてくれた結果だ。
証券会社選びで迷っている時間は、資産が1円も増えない時間だ。
2026年、もしあなたがまだ口座を持っていないのなら、直感でどちらかを選び、まずは少額からでも「始めてみる」のが正解かもしれない。
※本記事の情報は2026年現在の税制・法律に基づいた想定ですが、これらは将来変更される可能性があります。最新の情報は金融庁(https://www.fsa.go.jp/)などの公的機関のサイトを確認してください。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行う必要があります。


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